国際関係研究所について

 

 　国際関係研究所は、2018年4月1日に設立された東洋英和女学院大学内の研究所です。2003年4月1日に設立された現代史研究所を発展させる形で創設されました。

 

　本研究所では広く国際関係の諸問題を扱っていますが、特に、国際政治、国際協力、安全保障、国際社会学といった分野に重点を置いています。また、本研究所では、世界各地の紛争の状況、各国の主要な選挙の結果や影響、グローバル化や情報化の進展、生成AIの発展や経済構造の変化、人の国際移動、日本国内の「国際化」など、変化する国際情勢の動向を分析し、われわれが直面している課題の対応策についても模索しています。東洋英和女学院大学における研究・教育活動の発展はもとより、研究成果を地域や社会に還元することも研究所の目的としています。

 

　本研究所の活動としては、大きく（1）時事的な国際問題について1000字程度で解説・批評するToyo Eiwa - The World Commentaryの発行、（2）研究所の紀要である『国際関係研究』の刊行（年1回）、（3）横浜校地および六本木校地での公開講演会やシンポジウムの開催、（4）叢書の出版（数年に1回）、があります。また、2024年度から、本学大学院国際協力研究科の大学院生との研究上の交流をこれまで以上に深める場を作ることも計画しています。

 

　今後も、本研究所の運営を担っている幹事（本学専任教員）のみならず、第一線で活躍する学外の多くの研究者や実務家をお招きして、世界の諸問題について議論する場所をつくっていきたいと考えております。講演会やシンポジウム等のイベントにつきましては、本研究所のホームページにも随時掲載いたしますので、是非足をお運びいただき、議論に加わっていただけると幸いです。

 

国際関係研究所所長　今野 茂充（本学国際社会学部教授）